Hotarugari - ( 蛍狩り ) - Regal Lily

Hotarugari - Romaji Lyrics

Artist: Regal Lily

Lyricist: Honoka Takahashi

Composer: Honoka Takahashi




Romaji

もがり笛が聞こえた午前0時。

こわくないよ、こわくないよ、こわくないよ。って言った。

朝起きて、ぼくの顔思い出せなくて、紙切れに、震えを刻んだ。

さようなら、さようなら、さようなら、さようなら。

処刑台に浮かんだ蛍。

あした死んでしまうぼくはその緑に溶けてしまいそうだ。

川が近いのか。幻なのか。蛍の踊りがぼくを誘った。

汚れた布切れを身に纏ってから、もう18年ものあいだ息をしているぼくは、

裸の姿のまま美しく揺れて、数日間息をしたきみを。

この薄汚れたぼくの両手で捕まえて、柔らかく握ってみせた。

ぼくは明日の夜ここで死んでいるらしいし、

きみも輝きをなくして、朽ち果てた杯の姿になっているんだろうな。

ぼくは家畜の肥料にでもなるだろう。

きみは大地の養分にでもなるんだ。

輝きを放て。輝きを放て。裸になった人間は唄うことができるんだ。

輝きを放て。輝きを放て。裸になった人間は笑うことができるんだ。

ぼくは死ぬことが怖くなってしまった。せめて大人になりたかったんだ。

薄汚れた布切れにも放つ光はあるのか。光はなくとも、輝きはあるのか。

きみみたいな終わり方をしたい。

夜が明けて、きみの光が見えなくなったとき、

次はぼくの番だ。

輝きを放て。